ピアノの演奏法

ピアノを上手く弾くために

ピアノの演奏法や上手く弾くためにどうしたら良いのか色々と書きますね。たぶん中々上達しない人も居るでしょうから参考にして下さい。

ところで上手く弾くためにはひたすら練習をするというパターンがあります。もちろん間違ってはいないのですが、長時間長く練習したからって上達するわけでもなく、やはり才能もあります。

もちろん弾き始めの初心者と何十年も習っている上級者ではピアノ奏法について全然違う感想を持つと思うし、弾く楽譜も全然違うと思うのです。とくに原典版を上級者は選びがちなものなのです。これはなるべく作曲家に近い楽譜が欲しいという訳です。

原典版以外は校訂者の変更があったりするので作曲家に忠実な楽譜と言えばやはり原典版に限ります。ただ原典版は輸入版になるので楽譜の値段は高くなります。それでもプロと呼ばれている人達は原典版を好んで買います。

だいたいにおいて最初は簡単なソナチネなんて習った事がある人は懐かしいんじゃない?もちろんハイドンやモーツァルト、そしてベートーベンの流れで楽譜が難しくなるのです。もちろん難易度が上がれば喜ぶのが上級者なのですけどね。
そして問題は難しくなる手前あたりで大概はやめてしまうのです。もったいないですね。中には練習嫌いだったり元々対して好きじゃないのに親に言われてレッスンに通っていた子供も多いのです。

まあ手の小さい人には特にベートーベンのソナタアルバムはプロのピアニストでも弾くのがかなり難しい曲が多いのです。もちろん初心者でも弾けるソナタもありますけど。また大体においてメンタル的な部分が一番大きく演奏する上でもしっかりとした気持ちがないとすぐに心が折れてしまいます。

またベートーベン以外でもフランツ・リストの曲などは超絶技巧と言われていてプロのピアニストでも演奏が難しいのです。特に心が折れないようにするのが案外一番大事なのです。

というのはたとえば演奏会でミスタッチをした場合、立て直すのにすぐ立ち直れるタイプとなかなか立ち直れないタイプがいるからなのです。だからコンクールやコンサートであえて超絶技巧のリストの曲を選ぶ人もいるぐらいで観客に向かって演奏効果は絶大と言われているのです。

本当にプロのピアニストの人達は演奏技術はもちろんですが、それ以外にも精神力が強い人が多いんじゃないかな?しかもオーケストラと違って演奏会ではたいがい独奏曲ですから一人対観客大勢ですからけっこう精神力が強くないと中々保てないかもね。

ところで初心者の演奏法についてだけど、たいがい音の粒が揃っていない場合が多いのですが、これは指の力が均一になっていないからなのです。プロは5本の指を自由自在に動かす事が出来ますから。

もちろんピアノをどんどん練習していくと指の力が付き、均一にピアノを弾くことが出来るんだけど、そのレベルまでに達する前にピアノのレッスンを辞めてしまう人が多いんだよねー。非常ももったいない!のです。ただねー好きじゃなければいくら練習しても身にならないと思うのね。

まあなかなか自由に指が動くまでは時間がかかることは確かだから。上級者と呼ばれる人達はあまり練習しなくても指が動く人もいれば練習を重ねて指が動いた人もいるから。上達のスピードは人それぞれだから。

かなりの時間をかけてピアノを練習してそしてお気に入りの曲をやっと弾きこなせるようになるのです。これもやはり個々で才能があり中々弾けない人は途中でやめてしまうでしょう。

しかも演奏法も上級になればなるほどテクニックが必要になるし、運指方法も変わり、一オクターブ以上の曲も増えるので手が小さい人はなかなか演奏するのは難しい曲が多くなります。

ちなみに私も指は短い方なのでけっこう和音が多い曲は弾きこなすのが大変ですね。まずはプロの演奏を聞くのも上手くなるコツと言えるかも。もちろんその通り弾けるわけではないけれど、参考にはなります。

ここまで書いていて思ったのですが結局は芸術面は才能に負う面が大きく、いくら練習しても上達しない人もいれば少し練習しただけで簡単に弾ける人もいるのは事実です。だから結局はプロと呼ばれる人達は才能があってなおかつ練習したからプロのピアニストに成れたんでしょうね。

 

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