ピアノの詩人ショパンが大好き
ピアノの詩人ショパン!なんて素敵なネーミングでしょう!私はそんなピアノの詩人ショパンが大好き!日本人は特に好きな作曲家だと思う。
たぶんピアノを習った事がある人なら一度はショパンの曲を弾きたいと思った事があるんじゃないかな?特に女性は弾きたいと思う。音楽教室でも人気の作曲家です。
でもね、ショパンの曲はけっこう難しい曲が多いのです。簡単な曲がほとんど無いと言えるのです。演奏技術のランクで言うと中級者から上級者向きと言えるのです。だから初心者には少し難易度が高いかも。
ちなみに出身はポーランドの大天才作曲家!ショパンの正式の名前は、フレデリック・フランソワ・ショパンと言います。
あれ?フランソワって?そうなんです!ショパンの父親はフランス人で母親はポーランド人なのです。だからこの名前の読み方も実はフランス語読みなのです。ちなみに最後はフランスに行って亡くなるのです。
ところで話しを戻しますが、なぜピアノの詩人と呼ばれるのでしょうか?もちろん綺麗なメロディーは知っていると思うけど、それだけじゃなくて、作品のほとんどがピアノ独奏曲なのです。
つまり交響曲がないのです!これは当時の作曲家からするととても珍しいパターン!他の作曲家はまずシンフォニーを作曲していますから。まあ世の中に出るのに代表曲として発表する場合が多いので。
それに美しい旋律はもちろん、憂いを含んだ半音階的和声法など、今までのピアノに関する表現様式をかなり拡大することに成功し、ピアノ音楽に対して新しい世界を開きました。
つまりピアノに関する先駆者というものか?ちなみにショパンはポーランドの民俗音楽を取り入れた作品を数多く作曲しているのです。やはり生まれた国であるポーランドの民俗音楽に対して特別な思い入れがあるのです。
代表がロネーズやマズルカ。他にも華麗なるワルツや旋律が綺麗なノクターン、早いパッセージのエチュード、激しいスケルツォなど、ショパンのピアノ音楽は、世界中で演奏され 愛されているのです。
ところでピアノ初心者がショパンを弾こうとするとたいがい幻想即興曲を弾きたがりますが、かなり難易度の高い曲なので初心者には弾けません。
もし初心者が弾きたいのならばワルツがお勧めです。ワルツならば初心者でも弾ける曲がかなりあります。有名なのは子犬のワルツで一分ちょっとの短い曲ですが初心者でも弾けます。ただ簡単と言っても初心者から中級者向きと言えるでしょう。
他にも前奏曲いわゆるプレリュード曲集の中にも簡単な曲が何曲かあります。間違ってもバラードやスケルツォは選ばない方が無難です。だって上級者でもかなり弾きこなすのは大変で演奏会でもよく惹かれるほど難易度の高い曲ばかりですから。
後は例えばソナタと言うとある程度難易度は高いけど弾けない事はないと思いますが、ショパンのソナタは別格です。3曲あるソナタはどれも難しく、2番の有名な葬送行進曲つきのソナタは演奏会でもよく弾かれるほど最高の難易度の曲と言えるのです。
だからあこがれだけでショパンの曲の弾くのはとても無理と言えるのです。もちろん憧れを持つのはとても大事でそのために練習を頑張るのは良いと思います。練習に張り合いがでるし。
またノクターンも中には初心者でも何とか弾ける曲があり、簡単な曲を選曲すれば弾けるでしょう。でも自分の弾きたい曲って難しい曲が多いんだよなあ。その点がなかなか難しいし、簡単な曲よりも難易度の高い曲をどうしても選び勝ちになってしまうのです。
案外忘れがちだけど初心者は自分に合った曲を選ばないと結局は上手く弾きこなす事が出来ません。無理に自分のレベルに合わない難しい曲を練習しても結局は途中で投げ出してしまいます。